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2011年12月14日水曜日

あっというまの4年間。卒業へ。


セブで過ごした大学生活の4年間もあっというまに終わり、来年で卒業となりました。
大学の授業では、特に文化、宗教、環境、経済、政治、都市開発、グローバリゼーションなどの人類学の理論を学び、フィールドワークではセブの色々な場所へいってはリサーチをしたり、毎年年末には東南アジア各国を旅行しながら、異文化を体験しました。

海外にきて文化を学んでよかったことは、日本と文化の対比をすることができるようになったり、日本の文化を紹介する機会が多く、日本文化についても知ることにつながるということです。日本文化や日本国民の素晴らしさの再発見と、それを台無しにするかのような政治に対する憤りなどは、海外に住む日本国民はよりよくわかるのではないかと思います。

私のように一度社会に出てから、大学へ通うというのは一般的ではないかもしれませんが、日本であれ、海外であれ、高等教育の重要性を感じました。この4年間で、色々な経験をして、そしてなにより人類学を学んで新たな発見がたくさんありました。今までの世界の見方が大きく変わったことです。東アジア、西アジア、そしてアフリカから学びに来ている学生は多く、真剣に学ぶ彼らを見ていると、これからの世界はこうした若者たちが作っていくのだということを痛感します。

日本の経済、テクノロジー、文化は世界でもトップレベルというものの、すでに警鐘は鳴らされていると思いますが、今日のグローバル化は急速にスピードを速めており、次世代はそれを維持するのも不安です。先進国と新興国との差は縮小していき、このまま対策をしなければ数十年で逆転していくと予想されます。国際政治や産業、テクノロジーにおいてイニシアティブをとり、世界経済戦争に勝つ若い人材育成、そしてトップレベルの地位を維持するためにも、英語は最低限必須だと確信します。USAのハーバード大学で学ぶ日本人学生は年々減っているようですが、日本人はもっと海外で学ぶべきで、逆に教育水準の高い日本で学びたい外国人を誘致できる環境を少し整備する必要があるのではないかと、私は思います。

ローレライ教授の環境人類学の講義。
ヴァイダとラパポートの理論。でも字が読めない。


1 件のコメント:

  1. サンカルロス大学に聴講生として入学を考えている者です。
    一般の入学時期はもちろん決まっていますが、聴講生も同様に入学時期は決まっていますでしょうか?
    知っている範囲で構わないのでご回答よろしくお願い致します。

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