新しい国際送金サービスの登場
フィリピンへの国際送金といえば、銀行や郵便局で取り扱っている国際送金のサービスがありましたが、近年、フィリピンと日本をつなぐ新しい国際送金サービスが出てきました。その代表的なサービスが、ソフトバンクペイメントの「GCASHレミット」、SBI住信の「SBI レミット」、オンライン銀行の一つであるセブンイレブンの「セブン銀行の海外送金サービス」などがあります。
従来の銀行等が行っていた国際送金サービスは送金手数料、約2000円〜4000円以上かかり、相手先の銀行口座に振り込まれるまでに時間もかかっていました。しかし、新しい国際送金サービスでは、送金手数料が安い上、スピーディに送金することができます。
海外送金でサービスを選ぶコツ
1.早さで選ぶ
一刻も早く、相手に送りたいのであれば、口座開設の必要ない「ウエスタンユニオン」の国際送金サービスが最も適しています。ウェスタンユニオンの国際送金サービスは、全国にある金券ショップの大黒屋、外貨換金のTravelexの店舗にて行っています。直接店舗に足を運び、送金書類を作り送金金額を日本円で渡します。そうすればお店側が当日レートで計算し、送金代行を行ってくれます。手続きは15分程度で完了します。
送金方法 (送金するのに必要な事項が書いてあります)
http://www.westernunion.co.jp/jp/how_to_send.php
全国 取扱店舗検索
http://www.westernunion.co.jp/jp/location_search.php
2.安さで選ぶ
送金コストの安さで選ぶのであれば、オンライン国際送金をおすすめします。例えば「GCASHレミット」「SBI レミット」や、セブン銀行に口座があれば、「セブン銀行の海外送金サービス」を利用しても良いと思います。ただし海外送金用口座開設の申し込みをしなくてはいけません(2週間ほどかかります)
3.投資用など高額なもの
送金金額が高額の場合は、各社銀行のサービスを利用することをおすすめします。
オトクな国際送金の方法とは?
国際送金をオトクに便利に利用するにあたって、次の点を知っておくと良いと思います。
- 色々なサービスを知っておくこと
- 送金回数を減らすこと
- 送金手数料以外にかかるお金(振込費用など)を確認すること
- レートと送金手数料を知っておくこと
送金から受け取りまで
日本から送金し、受け取り相手が現金で受け取る場合は、このような流れになります。
<送金者>
事前準備として口座開設します(口座開設の必要のないサービスもあります。)
1.手持ちの口座から送金用口座に振込する(振込費用が発生)
2.送金手続き(送金手数料が発生)
3.送金額が円からペソへ(指定の為替レートによって両替される)
4.送金手続き完了
5.リファレンスナンバーを受け取り、受取人に伝える
<受け取り人>
1.受取人は最寄りの受け取り場所に行く。
2.リファレンスナンバーを伝え、身分証明書を提示し、送金者からの送金をペソで受け取る
サービスと手数料の比較
こうした新しいサービスが増えてくるにつれて、どこよりもより良いサービスを探してしまいます。利用者によって、何がお得なのか変わってくるので一番を比較することは難しいのですが、個人的な結論からいうと、GCASHレミットのサービスが一番安く便利だと感じました。
さて、次は色々なサービスを紹介して行きたいと思います。
GCASHレミット
GCASHレミットのサービスの特徴
送金側
- GCASHレミットの口座へ、ファミリーマートまたは銀行振込で入金可能
- GCASHレミットの口座開設が必要(オンライン口座開設で2週間ほどかかります)
- 一回当たりの送金上限額があります。相手が現金で受け取る場合は4万ペソ、銀行での受け取りは10万ペソ
- 月に20回まで送金できます
- GCASHレミットの口座から出金する場合には、出金額に関わらず一回あたりの手数料として1000円かかります。つまり、一旦GCASHの口座に入金してしまうと、安易に引き出せない仕組みになっています。
受け取り相手側 サービスの流れ
- 受取人は身分証明書とリファレンスナンバーが必要。
- 送金後、10分で現金受け取り可能。
- Globeユーザーであれば、モバイルマネーで受け取り可能(今回、説明は割愛します。)
- 現金受け取り拠点が多い(フィリピン全土をカバー/GlobeTelecomや質屋(pawnshop)やショッピングモール内でも受け取れる)詳しい受け取り拠点については、GCASH GlobeTelecom社のWebサイトで検索することができます。
GCASHレミットの手数料の特徴
GCASHレミットを利用するコツは
- 一度入れたら引き出さないつもりで入金する
- 10万ペソが上限である銀行受け取りを選択し、送金回数を減らすことがオトクにつながります。
- 現金受け取りの場合は、3万円ぴったりか、3万ペソを超えるなら、4万ペソ(約8万円)を一回で送ってしまうほうが手数料を安くすませることができる。送金回数をできるだけ減らすことが、国際送金を割安にするコツです。
SBI レミット
SBIレミットのサービスの特徴
送金側
- SBIレミットの口座に、インターネット送金ができる。
- SBIレミットの口座へ、ファミリーマートまたはゆうちょ銀行から入金可能
- SBIレミットの口座開設が必要(オンライン口座開設で2週間ほどかかります)
- 一回当たりの送金上限額は、約76万円です。
受け取り相手側
- 受取人は身分証明書とリファレンスナンバーさえあれば受け取る事ができます。
- 送金後、約10分で現金受け取り可能
受け取り拠点
詳しい受け取り拠点については、マネーグラム社のWebサイトで検索することができます。
SBIレミット送金手数料の特徴
- コンビニ、郵貯銀行を利用した場合は、送金手数料の他に入金手数料が発生します。
SBIレミットを利用するコツは
- みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、シティバンク銀行を利用されている方は、SBIレミット口座への振込手数料が比較的安くなるのでオトクです。
- 受け取り人が変わらないのであれば、フリコミ送金を利用すると便利だと言えます。
セブン銀行をつかって海外送金
セブン銀行海外送金のサービスの特徴
送金側
- インターネット送金、その他ATMやモバイルバンキングで送金可能
- 送金口座へ振込手数料がかからない(時間帯によっては口座引き出し料がかかる)
- セブン銀行の口座開設が必要
受け取り相手側
- ウェスタンユニオンと提携しているので、質屋(pawnshop)やショッピングモール内でも受け取り可能。もちろんフィリピン全土をカバー
- 送金後、約10分で受け取ることができる
セブン銀行海外送金を利用するコツは
- セブン銀行口座を持っているなら、振込手数料がかからずオトク
- インターネット銀行として使ったとしても、利用価値が高い
ウェスタンユニオンで海外送金
全世界で国際送金サービスを行っているウェスタンユニオン社(WesternUnion)を利用し、日本からフィリピンへ国際送金することができます。
国際送金取り扱い店舗
日本のウエスタンユニオンは、前述のセブン銀行以外に、大黒店、トラベレックスなどが提携しています。
ウェスタンユニオンのサービスの特徴
送金側
- 口座開設の必要なし
- 土日でも送金が可能
受け取り相手側
- ウェスタンユニオンと提携しているので、質屋(pawnshop)やショッピングモール内でも受け取り可能。もちろんフィリピン全土をカバー
- 送金後、約10分で受け取ることができる(受取人は身分証が必要。受取人の身分証がない場合は秘密の合い言葉を設定)
ウェスタンユニオン海外送金手数料
ウェスタンユニオンを利用するコツは、
- 急な送金が必要になったときでも、すぐに送金できる。
- 大黒店やトラベレックスが近所にあれば、使うべき
- 身分証明書や送り先の住所等を忘れずに
- 当日のレートを確認する
始めまして、海外送金に関するブログを運営している山田です。
返信削除数十万円までなら紹介されている方法がお得ですが、さらにまとまった金額なら円を外貨に両替するコストも計算すると良いかもしれません。
フィリピンなら米ドル送金が一番お得だと思います。
参考情報 http://kaigaisokin.seesaa.net/category/8265199-1.html
そのほか休みなどを利用して東南アジアを料効するときはSBIレミットだと米ドルでも受取れるので便利だと思います。(アジアのいくつかの国のビザは米ドル支払いですし、出入国のたびに両替すると目減りします。)
http://kaigaisokin.seesaa.net/article/185388466.html
なお、フィリピンの都市部では米ドル現金が流通していると思います。米ドルや円の両替事情などがわかれば教えてくださるならうれしいです。
お元気で勉強に励んでください。
山田さん>書き込みありがとうございます。
返信削除今回は為替レートに関しては、提供サービスによってレートは違うので、比較対象できないので外しました。ドルに関してですが、ホテルや一部の現地のツアー会社などで支払いが可能なものの、多くはペソが流通しております。チップやタクシーなど、コインや小額紙幣を持ってた方が便利なケースが多々あります。
両替所も市内のマネーエクスチェンジ、ショッピングモール、ホテル、空港などにあります。レートがいいのは、市内の両替、ショッピングモールなどはホテルや空港に比べ、レートが良いように感じました。