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2012年3月22日木曜日

フィリピン料理ってどんなもの?

フィリピン基本情報 美味しいフィリピン料理と食べ物ガイド


   フィリピン料理 食文化 食べ物ガイド


フィリピン料理は比較的、日本人の口にあう料理が多いのが特徴です。その理由は、食材と味付け、調理法にあると言えます。食材は、鳥、牛、豚、魚を使った料理が多いこと、味付けは、塩、しょうゆ、ケチャップ、オイスターソース、魚醤、とうがらし、胡椒といった日本でもよく使われるものです。調理法は、揚げ物、焼き(グリル)、ソテー、煮込み、など日本でも一般的なものばかりです。
中華料理に多く影響を受けている点も、日本人の口にあう理由だといえます。たとえば、中華の点心のようなものから、鳥の丸焼きといったものまで広く食べられています。

しかしながら、フィリピン独特の食べ物も多く存在します。タマリンドを使った料理は酸っぱいスープを生み出し、南国特有である、ココナッツを使った料理も数多くあり、フィリピンでしか食べれない、いわゆるゲテモノ料理(エキゾチックフード)というものもあります。

そして、フィリピン料理以外にも、西洋料理、中華料理、インド料理、韓国料理、日本料理など、各国の料理をセブ市内のレストランやショッピングモール内で楽しむこともできます。

今回はフィリピン料理を中心に紹介していきます。


  豚料理


Lechon Baboy(リチョン・バボイ)は
フィリピンの代表的な料理の一つで、
豚(バボイ)の丸焼きです。

数時間かけて表面がてかるまでグリルします。

塩味に近いシンプルな味で、豚の体内に香草を
入れてあるので臭みはありません。
酢醤油に唐辛子を入れたつけダレと食べます。
皮がクリスピーなほど、美味しいです。

特にクリスマス、祝事、ニューイヤーなどに食べられます。
色々なお店やフィリピンレストランで食べられますが、
Ayer'sリチョンやCnTリチョンといった
リチョン専門店まであります。

セブに来たら、絶対に食べておくべき料理の一つです。
Lechon Paksiw(リチョン・パクシゥ)は豚煮込みです。
Lechon Baboy(リチョン・バボイ)を食べて余ったしまった
次の日に、この豚に込みを作ることがあります。
Lechon Kawali(リチョン・カワリ)
豚バラブロックを揚げたもので、皮がパリパリした
食感を楽しみます。

Pork Adobo/Humba(ポーク・アドボ/ホンバ)
豚バラの煮込みです。
チャーシューのようにとろけてしまうほど
肉をやわらかく煮込みます。
ブラックペッパーと月桂樹(ローリエ/ローレル)を
入れることもあります。
Grilled Pork Belly(ポーク・ベリー)
またはSugba(スッバ)/Sinugba sa Baboy(シヌッバ・サ・バボイ)
豚肉のBBQです。
マリネードした豚肉を網焼きで香ばしく焼き上げたもの。
似た料理には、Pork ChopやBreaded Pork(とんかつ)があります。

Pork Menudo(ポーク・メヌド)
豚肉と人参、じゃがいもなどをケチャップで煮込んだ料理。
代表的な家庭料理です。
Ginaling(ギナリン)
メヌドでは豚の角切りを使うことが多く、
ギナリンはひき肉を使います。
Sizzling Sisig(シシグ)
細かく刻んだ豚肉と玉葱、唐辛子などの鉄板焼き料理。
特徴として、豚の頬肉、舌、バラ、肝臓などを
使うことがあります。
生卵を乗せる場合もあったりと、
場所や人によって作り方が違うのが、
非常にバリエーション豊富で面白い料理です。

カラマンシーを絞って食べれば、酸味と辛さが混ざって
美味しいです。
Dinuguan(ディヌグアン)/Dugo-Dugo(ドゥゴドゥゴ)
Dugo(血)という名前のついた、黒褐色の謎の料理。

豚の肝臓や、血を煮込んだ、エキゾチックなシチュー料理です。

しかし見た目とは違い、臭みもなく、これがご飯にあうんですね。
美味しいですよ。
Chicharon Bulaklak(チッチャロン・ブラクラッ)
豚の内臓(中を綺麗に洗って)をカラッと揚げたものです。
独特のクセ(臭い)がある場合がありますが、
病み付きになる味です。

お酢と唐辛子にディップして食べます。
ブラクラッは「花」という意味で、開いた内臓が花のように
見えることから
名がつけられたのでしょうか。



  牛料理
BeefCaldeleta(ビーフ・カルデレータ)
牛肉煮込みシチューです。
トマトケチャップを入れることが多いです。
Kare-Kare(カレカレ)
カレーのような見た目と、名前ですが、
味はぜんぜん違います。牛のテールなどを
ピーナツバターで煮込んだシチューです。
Beef Steak(ビーフ・ステーキ)
フィリピン料理のビーフステーキは、食堂などで食べれますが、
牛の薄切り肉をソテーしたものです。


  鳥料理
Lechon Manok(レチョン・マノック)
フィリピンの代表的な料理の一つで、鳥(マノック)の丸焼きです。
こちらも、レチョン・バボイと同じく、香草を入れてグリルします。

レチョン・マノックを扱うのは、フィリピンレストランだけでなく、
BBQグリル専門店や、
Sr.Pedroというレチョンマノック専門店があります。
国産地鶏(ネイティブチキン)を扱うお店もあります。

個人的にはSr.Pedroが一番美味しいと思います。
セブに来たら食べておくべき料理の一つです。
Fried Chicken(フライドチキン)/BBQ(バーべキュー)
セブではフライドチキンが食べられるお店が多く。
ファーストフードは、ケンタッキー(KFC)、ジョリビー、
マクドナルドでさえ、写真のようなチキンが食べれるほどです。

フライドチキン専門店もあり、例えば、腿、胸、手羽、首
といった鳥の部位を選んで食べれるという
のも特徴的です。

  エキゾチックなBBQ鳥料理

Chicken Feet/Adidas(アディダス)
鳥の足。アディダスと呼ばれます。
その形がアディダスのロゴマークに似ていることから、
命名されたのでしょうか。
BBQをやっているお店で食べることができます。

Isaw/Chicken Intistine
鳥の内臓をBBQしたもの


Dugo-Dugo(ドゥゴドゥゴ)
鳥の血を固めてBBQしたもの

  魚介類
Baked Tahong(ベイクド・タホン)
ムール貝にチーズかけてオーブンで焼いたものです。
新鮮なムール貝を生で食べれるレストランもあります。
CrabMeat(クラブ・ミート)
蟹のほぐしたものを甲羅の中につめて、卵液につけ、
揚げたものです。
Kinilaw(キニラオ)
切り身魚(鮪や白身魚)をしょうが、唐辛子と酢で漬けたもの。
ココナッツミルクを入れる場合があります。
フィリピンでは、火を通さず、生で食べる文化がありませんが、
その中でもキニラオは好んで食べられます。
日本でいうお刺身に近い食べ物です。
FriedBangos(フライド・バンゴス)
バンゴスとは 魚の種類のひとつで、
フィリピンの国魚に指定されています。
淡白でさっぱりとした味わいで、
骨がないボーンレスタイプのバンゴスもあります。

Calamaris(カラマリス)
レストランでは大概ある、イカリングのことです。


Danggit(ダンギッ)
セブでは干物が有名で、おみやげで買っていく
フィリピン人も多くいます。
くさやのような強烈な臭いがしますが、
一般家庭では乾物の魚が好まれ、
朝食に食べることが多いです。
 麺類
Batchoy(バッチョイ)
牛や豚で出汁をとり、ゆでた麺を入れて食べます。
ねぎとニンニクのきいた塩ラーメンのような味わいです。

フィリピンレストランや、食堂、
ストリートフードで食べることができます。
味はそれぞれ違うので、
美味しいお店を見つけたいところです。
Lomi(ロミ)
日本の煮込みうどんのような味です。


Pansit Bihon(パンシット・ビーフン)
パンシット○○ と名のつくフィリピン料理が多くあります。
これはビーフンタイプの麺を使用しています。

Pansit Canton(パンシット・カントン)
一般的な焼きそばタイプです。
カラマンシーで酸味を足すと美味しく召し上がれます。 
Pancit Malabon(パンシット・マラボン)
セブではあまりみかけませんが、茹で卵が入っています。
Pancit Canton(Lucky Me!) パンシットカントン
このラッキー・ミー!社から出しているインスタント・ヌードルが
このインスタント・パンシット・カントンです。
お湯を沸騰させ、麺を茹でた後に、湯を切って、
粉末スープとソースをかけて
いわゆる焼きそばのようにして食べます。

これは非常に有名なジャンクフードで、
一袋約15円程度で買えるのと
味が美味しいので、日本へのおみやげには最適です。
色々と味がありますが、
一番人気はエクストラ・ホット・チリ味ですね。

セブにある食堂でも、調理してくれるところが多くあります。
具をまったく入れないのが食べるのがローカルです。
Filipino Spaghetti(フィリピン流スパゲティ)
フィリピンでスパゲティといえば、これです。
フィリピンのスパゲティは、
ミートソースともナポリタンとも違います。
あまーいケチャップ、
カットしたソーセージ(または肉団子)、
最後に大量のカットチーズをかけます。

フィリピン(セブ)では、
カルボナーラやぺペロンチーノなんかよりも
抜群に人気が高いのが、フィリピン流スパゲティなんです。

ファストフードのジョリビーで食べることができます。


  スープ


Sinigang Isda
シニガンと名のつくスープは、タマリンドを使った酸味の
利いたスープのことです。
Isdaは「魚」ですので、酸味の利いた魚スープのことです。

酸味の強いスープは日本食にはあまり見られませんが、
さっぱりして、後引く味となってます。

Sinigang Baboy
とろとろに煮込んだ豚バラ肉と
酸味の利いたスープがマッチします。

Sinigang Hipon
シニガンスープの海老を入れたタイプのものです。

Tinolang Isda
魚のスープ。魚のうまみを生かし、
塩と魚醤で味つけをしたさっぱりとした味わい。

Pochero/Tinolang Baka(ポチェロ/ティノラン・バカ)
Nilagang Baka(ニラガン・バカ)
Baka(バカ)とは牛のことです。
牛骨スープ(牛テール)です。
牛骨をじっくり煮込み、出た濃厚なスープを楽しむものです。
マニラとセブでは、具材や、呼び名が違います。



  中華系


Siomai(ショーマイ)
いわゆる中華シュウマイです。
日本では、醤油 とからしで食べますが、
セブでは、唐辛子ソースがついています。
この唐辛子ソースに酢醤油や酢魚醤(酢+ナンプラー)
をひたして食べます。

シュウマイ専門店の食堂や
フィリピン系中華料理店で食べれます。

セブではラバンゴンというエリアに、
Tisaというシュウマイで有名な場所があり、
Siomai Sa Tisaと名のつくシュウマイ屋はそこの分家の
味ということになります。

Siopao - Asado Flavor(シオパオ)
シオパオと呼ばれる、いわゆる中華肉まんです。
アサド味は、豚肉の煮込みが中に入っているようです。

パン屋さん、ショッピングモール、中華ファストフード店などで
食べれます。
Siopao - with Egg
シオパオの中でも残念な味なのが、この卵入り。
その他の味では、ボラボラという肉団子が
入っている味があります。
Ngoyong/Ngohiong(ンゴヨン)
食堂などで食べられる揚げ物です。
揚げたては美味しく、さくさくとした食感で、
しゃきしゃきとした茎野菜が中に詰まっています。
大きさ、中味、ソース、お店によってそれぞれに
違いがあります。

右側の三角錐のチマキのようなものは、
セブでPuso(プソ)と呼ばれ、
ライスが中に入っています。味はついていません。
Lumpia Shanghai(ルンピア・シャンハイ)
Ngoyong(ンゴヨン)よりも小さく、クリスピーな食感が
味わえるのが、シャンハイ・ルンピアと呼ばれるものです。
味は春巻きに近いものがあります。
中身には、ひき肉が入っているタイプ、
野菜のみがはいっているタイプと違いがあります。

  調味料
Calamansi/Limonsito(カラマンシー/レモンシート)
と呼ばれる。料理にかけたり、醤油と割ったりするときに使う。


フィリピン料理を食べるとどこでもあるのが、
醤油、酢、魚醤(パティス)、唐辛子。
Gravy(グレイビー)
ハンバーグ、フライドチキンだけでなく、
ご飯にもかけてしまう、グレイビーソース。
フィリピン人はグレイビーソースが大好き。



  お酒
SanMiguel(サンミゲル社のビール)
フィリピンで一番有名なビールの会社です。
それぞれアルコール度数が違います。

メジャーなものでいうと、
右から二番目のSan mig Light(サンミグ・ライト)は
アルコール度数低め、
一番左のPilsen(ピルセン)、
右から三番目のRed Horse(レッド・ホース)は、
アルコール度数が強めです。

ローアルコールのアップル味など、女性向けの
商品も提供しています。

フィリピンでは、レストランなどで常温のビールが氷と一緒に
提供されることがあります。
環境が整っていないせいですが、ビールに氷を浮かべて飲む
のも一般的です。
Tuba(トゥバ)
ココナッツから作られる度数の強いネイティブ・ワイン。
フィリピン人がお酒に強いのがわかります。



  デザート その他


Champorado(チャンポラド)
チョコレート(カカオ)とおかゆを混ぜたものです。
ガリオントレードでメキシコから伝えられた伝統的な
フィリピン料理です。


Banana Que(バナナキュー)
バナナに砂糖をまぶし、揚げた物です。
路上屋台で食べることができます。

Bibingka(ビビンカ)
少し甘いふわふわとした蒸しパンみたいなものです。

Buko Salad/Buko Pandan(ブコ・サラダ/ブコ・パンダン)
ゼリーと椰子をスライスし、コンデンスミルクと
混ぜたブコの葉の香りがする甘いデザート。

Cassava Cake(キャッサバ)といわれる毒抜きした芋をつかった
甘いケーキです。

Mango Float(マンゴー・フロート)
ビスケット、マンゴー、コンデンスミルクをミルフィーユ状に
して、冷蔵庫でヒンヤリさせたデザート。
コンデンスミルクの甘さとマンゴーの酸味がマッチしたスイーツ。

Halo-Halo(ハロハロ)
ゼリーやカキ氷とコンデンスミルクなどを混ぜて食べる
フィリピンで有名なデザートです。
紫色のものはUbe(ウベ)という紫芋のアイスクリームです。

セブに来たら必ず食べましょう。
チャオキンなどのファストフードなどで食べれます。

Leche Flan(レチェ・フラン)
いわゆるプリンのようなものです。

Balut(バロット)
バロッ(ト)と呼ばれる、アヒルのゆで卵。

孵化する前、半分孵化しているものなど、
バリエーションに富み、
その呼び名(Sixteen、Eighteenなど)で、区別されます。
孵化していると、羽などがバリバリとした食感を楽しむ
ことができるが、見た目がエグいので、
外灯の無い場所で食することをお勧めします。

セブ市内のコロン周辺、カルボーン周辺の路上で
屋台があります。
自転車で移動するバロット売りもいますので、見つけたら、
Balut!と叫んで捕まえます。

食べ方は、とがった部分の殻を少しだけ割って、
中にたまったエキスをすすります。
そのあと、殻をむいて、塩、または
唐辛子と酢をかけて召し上がります。
Bagoong(バゴオン)
子海老をペースト状にしたものです。
グリーンマンゴーにつけて食べます。


Chicharon(チチャロン)
スナックや、おつまみとして食べられるのが、
チチャロンです。

豚の皮を揚げてクリスピーにしたものです。
削って料理に使ったり、お酢にディップして食べます。


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