フィリピン/留学生ビザ(9f)の基本
- 外国人留学生がフィリピンで高等教育を受ける際、留学生ビザ(通称9f)の取得が義務づけられています。
- 外国人は外国人居留許可証であるI-Card(ARC)の申請もビザど同様に行います。
- フィリピンにある英会話学校(ESL)へ通う方は、学生ビザの取得は必要ありません。その代わりに、SSP(Special Study Permit)が必要となります。
- 英会話学校やSSPの詳細は、こちらの記事を参照してください。
留学生ビザ(9f)の更新は?
- 新しい学期(セメスター)ごとに更新するので、約半年に1回です。
- ビザを更新すると同時にI-Card(ARC)を更新します。
- 更新は大学の留学生窓口の職員が代行してくれます。 (2011年後期〜)
- ビザの更新されるまでに、2ヶ月程度かかります。
ビザ更新の注意点は?
- 更新したら、レジスターにいるMr.ヤップにコピーを渡し、更新報告をすること。さもないと、試験が受けれない。
- 単位を落とすと、なぜ落としたのか学部長のサインされたレターを添えなければいけない。
- お金が結構かかる。
- 留学生ビザ(9f)保持者は、フィリピンから出国する際、数枚の書類とI-Card(ARC)が必要になる。
- I-Card(ARC)は年次で税金を払う必要があります。
初めて申請する方(サンカルロス大学へ入学希望の場合)
留学生ビザを申請する場所は、2つあります。
1)サンカルロス大学で申請する。
2)日本のフィリピン大使館/領事館で申請する。
1)サンカルロス大学で申請する(サンカルロス大学へ入学希望の場合)
こちらが留学生ビザを取得する簡単な方法です。
- 大学提出するための必要書類を日本とセブで集める必要があります。
- 日本で取得するべき書類が揃ったら、観光ビザでまずフィリピンへ入国し、留学生ビザに切り替えるために申請を行います。具体的に、サンカルロス大学のメインキャンパスにある、留学生窓口にいる職員が対応してくれますので、必要な追加書類をリストアップし、セブにある各機関へ行って、自分で取得します。
- 全ての必要書類が揃ったら、職員が留学生ビザの申請を代行してくれます(2011年、後期セメスターから適応されました。)
留学生ビザ(9f)に必要な書類
(2012年度最新版 ※詳しいことは大学へ問い合わせて下さい)
1)出発前、日本で取得するもの
- 公印された成績証明書(1枚)
- 教育機関から発行されたもの。最終学歴証明。外務省とフィリピン大使館または総領事館にて「公印済み」とは、日本とフィリピンの機関両方で書類の「正当性」が確認されたという状態のことで、通称:レッドリボンと呼ばれ、見た目には、書類に赤いリボンがかけられた状態のことをさします。
- 公印された卒業証明書(1枚)
- 上記と同様の公印する手続きをします。
- 公印された無犯罪履歴証明(渡航証明書)
- 警察庁発行のもの 。上記同様、公印手続きが必要です。
- 出生証明書/戸籍抄本(英文)
- QUARANTINE MEDICAL CERTIFICATE(健康診断証)
- 特定医療機関から発行される健康診断証です。
- the Bureau of Quarantineで取得する
- 住所はGeneral Maxilom Street, Cebu City, Philippines
- NBI CLEARANCE (無犯罪履歴証明)
- NBI(フィリピンの公安)から発行される無犯罪履歴証明書です。
- セブのキャピトル(Capitol)という市役所近くにあります。
- PHS (Personal History Statement)- PHS申請用紙はここからダウンロード
- バイオデータを記入
- 本人証明写真+写真の上に署名
- 日本語と英語署名
- 指紋
- セブにある弁護士事務所で公証する。
- パスポートのコピー
- 名前、顔写真、生年月日、出生地の欄
2)日本のフィリピン大使館・領事館で申請する(サンカルロス大学へ入学希望の場合)
通常、Pick-up(ピックアップ・ビザ)と呼ばれています。フィリピン留学する前、日本にいる段階で留学生ビザを取得する方法です。こちらは時間とお金がかかります。
1.下記書類を準備する(※2011年度なので、最新版ではありません。)
- 入学申請のためのレター(当然、英文で準備)
- サイズ2×2、白背景で撮られたID写真(5枚)
- 成績証明書(1枚)
- フィリピン大使館または総領事館にて承認済みのもの(通称レッドリボン)
- パスポートのコピー(有効期限6ヶ月以上+滞在日数)
- 名前、顔写真、生年月日、出生地の欄
- 銀行残高証明書(1枚)
- 授業料と生活費が払えるかどうかの確認
- 銀行にて取得する
- 公証が必要
- PHS(personal History Statement) (5枚)
- PHSの必要項目へ記入
- 本人写真写真を貼り付け写真の上に署名
- 本人の日本語と英語署名
- 左右の親指の指紋
- 上記を終えたら書類を公証する→フィリピンでも公証できます。(格段に安い)
- PHS申請用紙はここからダウンロード
Address:The University Registrar University of San Carlos Cebu City, Philippines
Tel. No.: (063) (032) 2531000 local 164
E-Mail: reyap@usc.edu.ph
E-Mail: reyap@usc.edu.ph
3.書類不備は受け取り拒否。大学にて書類審査する。もしも申請者が入学を許可されれば、マニラにあるthe Department of Foreign Affairs (DFA) へ書類が送付される。
4.DFAより日本のフィリピン大使館または総領事館へ連絡が行くので、 以下の書類を追加提出する。
- 通知を受けてから30日以内の大使館への本人出頭
- 大学発行の入学許可書類
- 非移民ビザの申請用紙 (原本2枚)
- パスポート(有効期限6ヶ月以上+滞在日数)(原本+コピー1枚)
- 写真 2枚 (5cm×5cm)
- フィリピン大使館認証済み 出生証明書又は戸籍謄本 (原本+コピー1枚)
- フィリピン大使館認証済み 両親又は法律上の保護者からの保証宣誓供述書 (原本+コピー1枚)
- 優良学生証明(オプション)
- フィリピン大使館認証済み 警察証明書 (原本+コピー1枚)
- フィリピン大使館認証済み 健康診断書+レントゲン写真 (原本+コピー1枚)
- 履歴書 (学歴を含む) (原本+コピー1枚)
- フィリピンにおいての連絡先リスト (原本+コピー1枚)
- フィリピン大使館認証済みの 大学卒業証書 (大学院で勉強をする場合)
6.学生ビザ発行スケジュール
- 1学期 1月2日~4月15日
- 2学期 6月1日~9月15日
- 夏季 11月2日~1月31日
※申請者は18歳以上であること
体験談より
不明な点は、USCのメインキャンパスのアドミッションオフィスか、もしくはタランバンキャンパスのレジスターオフィスにいるMr.Yapさんが教えてくれます。
書類を集めて申請まで、約数週間~1ヶ月ほど必要なので、その間の泊まる場所を確保しておきたいところです。
初めまして。ブログ拝見させて頂きました。
返信削除書類の認証についてお伺いしたいです。現在セブに滞在しておりまして大学院に通いたいと思っております。セブで全て手続き等をしたいと考えておりまして、日本から必要書類を全て揃え英文にし、直接セブの日本大使館、イミグレ等で認証手続きを行う事は可能でしょうか?お手数ではございますが教えて頂ければ幸いでございます。
こんにちは。
返信削除大学院側で、どの書類を提出するように言われていますか?
学部の場合、
・戸籍謄本及び住民票の英文訳
・無犯罪履歴証明(要公印:authenticated)
・成績表と卒業証明(要公印:authenticated)
というのが一般的なんですが、
・戸籍謄本、住民票は郵送で取得可能。セブの日本領事館では英文を取り寄せられるそうです。
・無犯罪履歴証明はセブの日本領事館から
申請できるようですが、取得まで2,3ヶ月かかるという話です。
・成績表と卒業証明は、外務省宛に書類を郵送すれば公印可能です。
問題となるのは、外務省公印後、フィリピン領事館でのレッドリボン(公印)です。日本で手続きを行うか、セブで手続きをするかという選択で、それぞれ問題が出てきます。日本の場合、日本で代理人申請ができるかという問題がひとつ。セブで手続きをする場合、外務省公印済み書類を何処に提出すればレッドリボンがもらえるか、という問題もあります。
代行業者に頼めば、すぐにできるとは思うのですが、、、。情報がなくてすいません。
ちなみにセブの日本領事館はアヤラ近くのkeppelというビル内にあります。ここで聞けるかもしれません。
時間があれば、こちらの
外務省のサイトを参考してください。http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html