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2010年8月5日木曜日
日本映画祭2010 in セブ
毎年恒例の日本映画祭が始まったので、さっそく行ってきました。
入場無料!!場所はアヤラショッピングモール内。
包帯クラブ(2007)って映画で、英題はThe bandage clubとなってました。
Nobody knowsの柳楽 優弥と石原さとみ主演。
無料だったせいもあり、日本語を勉強しているフィリピン人の人たちや
沢山の学生が見に来てました。あいにく空席がなく、何名か他の人らと
一緒に階段に座って見るはめに・・・。
フィリピンでは、シリアスな映画よりも、笑えるもののほうが一般的に人気があると
個人的には思っていますが、
この映画で描かれる日本の若者の心についての描写が、フィリピン人に
果たしてどのようにうつったのか、とても興味深かったですね。
この映画は、笑えるところもあり、泣かせるところもあり
フィリピン人にものすごくウケてましたね。
特に劇中で、メンバーの一人のゲイのくだりは
異常な盛り上がり。終わった後は大きな拍手が起こりました。
原作を読んでないのでなんともわからないが、
話の一番大事な核となる、包帯を巻く行為が
比喩的でも何でもなく、実際に本当に巻いていて
汚らしい絵面だったのが、俺には全くだめだったー。
あれならトイレットペーパークラブでもいいと思う。
主演の2人の演技は、とても良いのでびっくりしました。
三丁目の夕日2も東京タワーも結局みてないし、
今週かけて8本くらい上映されるみたいなので
また行こうと思う。
2010年8月2日月曜日
大学でフィリピン映画上映 Dukot
大学でドキュメンタリー映画Dukotを上映してたので、その手伝い。
まさかのサプライズ演出で監督と俳優が上映後、登場。
場内が異常に盛り上がる。
フィリピン国内で1200以上の活動家が殺されていることについての
ドキュメンタリーで政治と軍事圧力によって単館上映となってる。
私は、小田実氏もこれについて生前、言及していたのを
本で読んだことがあったのだった。
これはひどい話。教授の知り合いも殺された。
しかしこの映画、プロパガンダによる過剰な押し付けがましさは特に見られない。
若い人たちに活動家になれといっているんじゃなく、繰り返し学生に批判的思想を持つように
と監督は言っていた。(批判的思想というのは、見聞きしたものだけを信じるん
じゃなく、客観的に分析すること)共感できる。
特にマスメディアは政治的なバイアスがあるし、逆にドキュメンタリーだって思想的バイアスが
ある。こういったイデオロジー的なものは使われ方によってとんでもない方向に使われたり
するので、注意しなければならないと思う。ドキュメンタリー自体は好きだけど
それについて人々の解釈が、短絡的に結論を導く怖さがある。
俳優によれば、上映後のインタビューで日本に行ったといってたけど
確かに日本では名古屋と埼玉で上映していたらしい。
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