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2010年8月2日月曜日

大学でフィリピン映画上映 Dukot




大学でドキュメンタリー映画Dukotを上映してたので、その手伝い。

まさかのサプライズ演出で監督と俳優が上映後、登場。
場内が異常に盛り上がる。

フィリピン国内で1200以上の活動家が殺されていることについての
ドキュメンタリーで政治と軍事圧力によって単館上映となってる。

私は、小田実氏もこれについて生前、言及していたのを
本で読んだことがあったのだった。
これはひどい話。教授の知り合いも殺された。

しかしこの映画、プロパガンダによる過剰な押し付けがましさは特に見られない。
若い人たちに活動家になれといっているんじゃなく、繰り返し学生に批判的思想を持つように
と監督は言っていた。(批判的思想というのは、見聞きしたものだけを信じるん
じゃなく、客観的に分析すること)共感できる。

特にマスメディアは政治的なバイアスがあるし、逆にドキュメンタリーだって思想的バイアスが
ある。こういったイデオロジー的なものは使われ方によってとんでもない方向に使われたり
するので、注意しなければならないと思う。ドキュメンタリー自体は好きだけど
それについて人々の解釈が、短絡的に結論を導く怖さがある。

俳優によれば、上映後のインタビューで日本に行ったといってたけど
確かに日本では名古屋と埼玉で上映していたらしい。

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